小・中学生の鍼灸治療 |
こどもは発育の速度が早いために、精神と身体のバランスがみだれ、アンバランスな状態になりやすい。
一度バランスを崩してしまうと、そのままでは、きっかけが上手くつかめず、なかなか良くならないケースもあります。
子供のひどい肩こりや、腰痛などは、ゲームのやりすぎかと思いきや、
心理的要因が隠れていることも多く、早めの治療が功を奏します。
東洋医学的治療では、心身のバランス、血流の滞りや骨格の歪みを、注意深くみていきます。
西洋医学では、改善が見込めない症状は、心身のバランスが崩れてしまっているケースも多く、これらにやさしく対処していきます。
医師に原因不明と診断され、対症療法の投薬を受けている場合や、病院等の通院で、良くならない場合などは、ぜひ一度ご相談ください。鍼灸治療でバランスを整え、各機能を本来の状態に戻すお手伝いをします。
子供のもつ自然治癒力は特にすぐれていて、良くなるきっかけをつかむと、すごいスピードで回復に向かいます。 このため、成人と同等の鍼灸治療の刺激は必要ありません。 お子様の年齢に合わせて、治療方法を調整します。
思春期の学生さんは、大人の鍼灸治療と同程度の治療をしていきます。
骨格の歪みからも |
成長中の骨は、まだまだ軟骨の部分が多く占めており、骨端線もはっきりしていますが、
お子様の治療をしていると、関節にズレが生じているケースがあり、その多さに驚かされます。このズレや歪みから起因する症例も多いです。出産や過去の怪我や病気などにより、骨格の歪みが、そのままとなってしまっているようです。
鉗子分娩、吸引分娩、難産、お母さんの骨盤の歪みも一因となりますし、頭部を強打、鼻をぶつけたり、勢いよく転んだ衝撃、など、発育中の身体は、ゆがみを貯め込みやすく、不調の原因になっている場合があります。